Nさんは今ごろ何をしているだろう

「あれはいつのことだったっけ?」と、ふと過去を検索したくなる瞬間があります。その何気ない検索が、思わぬアイデアの種を運んでくることがあります。今号は、そんな「過去の自分からの差し入れ」についての話です。
大橋 悦夫 2026.04.12
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日記を続けられたのは、あるルールを守っていたから

僕が「日記」と呼べるものを本腰を入れて書き始めたのは、1993年1月9日のことでした。
当時は大学1年の冬で、不意に焦燥感を覚えたことがきっかけです。
紙のノートを1冊おろし、まず、渦巻いているその焦燥感を書き出します。
すると、次々と言葉があふれ出てきて、出てくるそばからまるで自動筆記のように転記していきます。

一通り書き終えると、少し気持ちが楽になると同時に、次に何をすればいいのかが見えてきました。
書き出した文字の中に、答えのようなものがすでに書かれていたからです。

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続きは、3312文字あります。
  • 検索要求に応えられる快感
  • 誰の“差し金”なのか?
  • モノローグ

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